ゴン吉

七人の侍のゴン吉のレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.2
野武士の襲撃に対する用心棒として百姓に雇われた7人の侍の奮闘を描いた時代劇。  
黒澤明が監督を務め、志村喬、三船敏郎、木村功、稲葉義男、加東大介、千秋実、宮口精二、土屋嘉男、藤原釜足、津島恵子らが共演。 

戦国時代の貧しい農村。農民たちは野武士たちの襲撃から村を守るために七人の侍を用心棒として雇い、野武士に対抗すべく立ち上がる…… 

七人の侍と竹槍を持った農民たちが、30~40騎の野武士に戦いを挑む。
本編が207分もあり、途中休憩が入るほどの長編大作。
前半は七人の用心棒集めのヒューマンドラマが中心で、後半は野武士たちとの戦いが描かれる二部構成。
七人の侍と農民たちの間で様々な群像劇が繰り広げられ、興味深い。
三船敏郎が人間味のある凄腕の浪人をコミカルに演じている。

「今度もまた 負け戦だったな いや 勝ったのはあの百姓たちだ 私たちではない」 

黒澤監督の代表作で、アメリカでは「荒野の七人」や「マグニフィセントセブン」など本作のリメイク作品が作られるなど海外での評価も高いわが国を代表する不朽の名作です。

2024.2 NHK・BSで鑑賞(BSプレミアム)
第29回 アカデミー賞で衣装デザイン賞、美術賞を受賞(1957年)   
第15回ヴェネチア国際映画祭では銀獅子賞を受賞(1954年)   
BBCによる史上最高の外国語映画ベスト100で1位(2018年)
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