映画は最高の娯楽

七人の侍の映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.1
最初は台詞を聞き取れない&言葉の意味も汲み取れないで焦ったが、今見ても充分楽しめる作品だった。

オープニングから白黒の引き締まる絵力が圧倒的。陰影の強さが印象的で、映像の古さを感じさせない。

207分という大作でありながら、テンポは良く、前半は仲間を集めるワクワク感、個性あり、名言飛び出す人々の掛け合いが楽しい。
後半はガラリと変わって、攻め込まれる籠城戦の緊張感。戦略を立てて立ち向かう面白さ。色褪せないリアルな戦闘描写、雨を効果的に使った演出など、全く飽きさせない。
娯楽作としての面白さは勿論、百姓と武士との格差社会。メッセージ性も忘れない。
納得の名作。

途中休憩ありの上映も初めてで新鮮だった。