映画は最高の娯楽

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

3.3
果てして今作を作る意味があったのか...
語るべき物語があったのか...
語ろうとする「老い」のテーマとインディジョーンズという作品のミスマッチさ。

アクション、ストーリー、キャラクター、テーマ曲の使い方、全てにおいて抑えるべきポイントを全く押さえていない。酷すぎる。
寄りのカメラが多いし、場面も暗いシーンが多い。カーチェイスももろグリーンバックだし。

そりゃハリソン・フォードの歳を考えれば今までの冒険活劇が期待できないことはわかっていたが、工夫を凝らしたアクションが皆無、やる気がなさすぎる。
見ていてワクワク感、緊張感を感じる場面が一切なかった。
ヒロインの魅力のなさ。マッツ・ミケルセン演じる悪役のパンチのなさ。アントニオ・バンデラスの無駄遣い。

年齢のことをなしに考えることはできないにしても、娯楽作としてはあって欲しかった。
インディアナ・ジョーンズの最後のひと頑張りとしてもこれはいただけない。
いかにクリスタルスカルが良かったか...

インディもっと元気出せよ!!!
同窓会映画的な側面もあり、今キー・ホイ・クァンの再評価がある中で、ショーティの出番がなかったのが悲しすぎる。