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夕陽のギャングたちのYohのレビュー・感想・評価

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)
3.7
1971年製作、ジェームズ・コバーンが出演するマカロニウェスタン。監督のレオーネは原題に拘ったとか何とか(でもあまりカッコよくない)。

レオーネ監督作品でもちょっと気色が違う、西部劇。序盤の演出はかなりコミカルで、ストーリーも娯楽色が強いです。しかし中盤から徐々に不穏な空気が漂い始め、そしてラスト…とこのコミカルな前半とシリアスな後半の絶妙なさじ加減が本作の特徴であり、面白さと言えるでしょう。途中途中で入る回想シーンもまた良いスパイス。ただし、レオーネ監督作品らしく、尺が長い(特にオープニング!)のでそこが取っ付きにくいかも。なのでこの点数なんですが、何度も見ると味が出る作品です。上質のアイリッシュウイスキーをお供に観賞してみては。
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