FREDDY

ゴーストバスターズ2のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

アイヴァン・ライトマン監督が手掛けた超常現象コメディ『ゴーストバスターズ』シリーズの第2作である本作は、紀元前6千年のメソポタミアでヒッタイト人によって信仰されていた破壊の神・ゴーザとの戦いから5年後。自身の子・オスカーを乗せた乳母車が突如として暴走をはじめたことを不審に思い相談に訪れてきたシングルマザーのディナ・バレットから調査依頼を持ちかけられ、乳母車が不自然に止まった交差点の地下から霊気を検知し工事を装い道路を掘削したところ、廃線となっていた地下鉄のトンネルで川となり流れていた大量のスライムを発見した、「ゴーストバスターズ」が廃業状態となりそれぞれの道を歩んでいたピーター・ヴェンクマン博士、レイモンド・スタンツ博士、イゴン・スペングラー博士、ウィンストン・ゼドモアの4人が、誤ってニューヨーク中を停電させてしまったことでニューヨーク市長補佐官ジャック・ハードメイヤーから起訴され被告人として法廷に立たされていた中、証拠品として押収されていたスライムから凶悪犯罪者"スコレーリ兄弟"のゴーストが現れたこと機に「ゴーストバスターズ」を再建させゴースト退治に奔走していたところ、バスルームに侵入したスライムがディナに襲い掛かったことで地下トンネルの再調査に赴き未曽有の危機が間近に迫っていることを突き止めたことで、オスカーを生贄に復活を図る、大量虐殺を行い狂人と恐れられていた霊界の大魔王・ヴィーゴ大公の亡霊との戦いに挑んでいく様が描かれた作品となっているのだが、今作もまた前作同様に気軽に楽しめる作品であることに間違いはないかと。ピーター・ヴェンクマン博士とディナ・バレットのみならずゴーストバスターズが再建されたことを機に事務員となったルイス・タリーと受付のジャニーン・メルニッツによる恋愛模様も映し出されますし、ゴーストバスターズによるゴースト退治の様子もまたコメディ満載で単純に見ていて面白い。ただ、前作と比べてしまうと少々盛り上がりに欠け、マシュマロマンのようなマスコット的存在が自由の女神となったことや愛らしいゴーストの登場も少なく無機質なスライムが大半なので全体的に地味な印象を強く受けましたし、ヴィーゴ大公の亡霊との戦いも発想やアイデアは良いが"前作の焼き回し"という言葉が払拭されるほどの何かしらの違った展開が欲しかったですね。それと破壊の神・ゴーザとの戦いから5年後が舞台となっているがその空白の5年間を埋めるシーンも少しは描いて欲しかった。
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