Gong

青空娘のGongのネタバレレビュー・内容・結末

青空娘(1957年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2020.10.24
海辺で青空をみる若尾文子がとてつもなく綺麗。
シンデレラのような意地悪な姉や母だが、それを吹き飛ばすような明るさとパワーがある。
白ブラウスに赤いスカート、ノースリーブの紺のトップスにかわいいエプロン。衣装もとてもかわいいしクルンとしたポニーテールも良い。衣装や腕を上げて寝る仕草やボディタッチなど、ちょっとしたところから色っぽさを感じる。
男の子と喧嘩をしてから心開いて仲良くなるのも好き。
女中のパワーがあってシャキシャキしてるキャラクターもとても良いし、窮屈なこの家の中で、男の子とこの女中が味方してくれていると思うとすごく心強い。
お父さんの会社の秘書の衣装も白のスケスケで、なんとなくそれっぽい、関係があるんじゃないかという雰囲気があったり。愛がない結婚だったんだよというお父さんの言い訳はなんか嫌だったなあ。笑
家にいてくれというお父さん、すごくわがままだなぁ、こういう人が不倫するんだよ〜とも納得。
キャバレーで務めようとする彼女に納得しない広岡さんに、
「キャバレーで働いて人が変わるような女に惚れたの?」というキャバレーのママ。「了解✋」の口癖。
母との再会。涙する母。母役がまさかの三宅邦子さん。広岡の母役が、東山千栄子さん。
体調を崩した父に、
「すべてお父様が悪いのよ。何故本気になって愛してあげないの?」と言うところは気持ちがよかった。
靴を磨いて、いいこと言い張りましたなと言う女中、見送ってくれる弟。
ベッドで悪かったよと謝る父。
父にもらったワンピースを来て、広岡さんと青空。そして再開した母と先生。
Gong

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