1921年の三銃士の続編にあたるサイレント作品です。

Dフェアバンクスさんが演じるダルタニャン含め前作のキャストが多々出演しています。

アレクサンドルデュマさんの三銃士に並んでこの作品もデュマさん作「鉄仮面の男」に基づいて作られたそうです。

鉄仮面といえばガンダムのキャラで有名ですが実際に存在していたそうでフランスのパリのバスティーユ牢獄に収監されていた正体不明の囚人です。

正体については諸説がありますがベールに包まれた存在は伝説や作品に利用できる良い題材ですね。

前作よりかは話も短く淡々としていたので退屈ではなかったです。


https://youtu.be/akXnoXE4rTs

楽曲付

500円dvdはフェアバンクスジュニアのナレーション付きの短縮版(72 分)だが、ビデオはサイレントの完全版(95分)だった。

1921年の『三銃士』から実に8年経過しての続編だが、勿論白黒なので年齢も気にならない。ラストは完全に「The End」なのに「Beginning」となっており、三銃士映画のそれなのかトーキーの事なのかと思案したがそこまで深い意味は無さそう。

殺した刺客の遺体を身代わりにするくだりがユニーク。さっと天井に隠れる身体能力やべー！
味方は全滅する壮絶なラストだが全く悲壮感がなく爽やかに締められる。息絶えたダルタニャンの霊魂をアトスが天界へずっと引き上げるのに涙。