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パラノイドパークのmareのレビュー・感想・評価

パラノイドパーク(2007年製作の映画)
4.0
目の前にあるカッコ良さを追い求めて背伸びした少年たちにとってパラノイドパークは家同然の聖域。その聖域は曇っている日々を少しだけ救い照らすようだ。そして特別何かに熱中するわけでもなく、ぬるい温度感でありふれた日常をおくる彼に襲いかかる葛藤の数々。mid90sでも思ったがスケボーという題材はティーンエイジャーの高揚感、鬱屈感を鋭利に捉えるとてもシンボリックなものだと感じる。ガスヴァンサントの青春映画は思いがけない切り口から描いていて不穏な現実を見せつける。
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