ラフマン

ウィズネイルと僕のラフマンのレビュー・感想・評価

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)
4.0
好き嫌いがはっきり分かれるであろう映画。
舞台は1969年のロンドン。
売れない俳優志望の2人がダラダラと破茶滅茶な生活をしているだけの映画。特に大きなストーリー性も無い。くすりと笑えるシーンはあれど、ただただ滑稽で泣かせる場面もない。
でもこれがイギリスの60年代から80年代にかけての鬱屈とした世の中に暮らす労働者階級や中産階級の代弁者としての映画だとするならばまさにリアルなのだろう。負け犬である状況を美化しないところに誇り高さを感じる。等身大で何が悪いだ。
まさしくブリティッシュポップ、UKロック。だから好きなのかな。
ジョージ・ハリスンがエグゼクティブプロデューサーってのも感慨深い。
ラフマン

ラフマン