HIROKI

マディソン郡の橋のHIROKIのネタバレレビュー・内容・結末

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッド監督の作品2作連続鑑賞。
動物としての本能と人間としての社会性を天秤にかけた決断を迫られるフランチェスカ。4日間の燃えるような感情によりロバートといることを決断することにより、今までの信頼を全て失ってしまう。婚姻制度のある現代社会では考えられることで、同じ境遇になった者はより共感できる作品になっているのではないだろうか。
題材となった小説を読んでいないので、原作によるものなのかはわからないが、ところどころのセリフの言い回しや不意に肌が触れ合う時の感情の揺れなどの描写がクリント・イーストウッド監督らしく人間味に溢れた作品になっていると感じた。
私事だが、一ヶ月前に恋人と別れ、結婚や恋愛、男女の関係について考えることが多かったので、人間の本能の部分に触れたこの作品は観ていてちょっと辛かった。人間としても異性としても一生愛せる人と巡り合いたいと思いますが、幻想なのでしょうか。
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