Kurumi

マディソン郡の橋のKurumiのネタバレレビュー・内容・結末

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

わずか4日されどこの4日が自分の人生を支える思い出になる
その気持ちはなんとなくわかる。
ドラマチックに描けば、フランチェスカはロバートと駆け落ち もしくは 何十年後に再会となるだろうが、そうじゃないのが切なさのリアリティがあってよかった。
きっと全てを捨てて愛を得れたとしても、心の奥底では家族を思い、この素晴らしい4日間をまやかしに変え、ロバートのせいにしてしまう というフランチェスカの判断はとても現実的で、この4日を心の支えとして一緒あなたを愛し続ける という
思い出をいい意味で美化のままにすることっていろんな局面で大切だと思う。

今そばにないから、あの時こうしてたらきっともっと幸せだった って人は平気で言う。後悔のように聞こえるけど、本当は後悔なんかじゃないかもしれない。
その時の自分は それを選ばずきれいな思い出にしておくことを選んだだけ。

当たり前だけど フランチェスカのいう通り
人生は選択の積み重ねなのだ。

2人とも 愛してる って一言も言わなかったことが いい意味での重みを感じてよかった。
Kurumi

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