ー死んでからでもこの愛を成就させたいー
めちゃめちゃ面白かった。タイトルはもちろん知っていたのだが内容は全く知らなかった。クリント・イーストウッドとメリル・ストリープの4日間の不倫のお話。不倫は倫理的にダメなのはわかっていることが頭を過るのだが、この2人の惹かれあう姿を見ていると、本当に愛があればいいのでは？とも思ってしまう。またフランチェスカの姿や行動がとても可愛い。電話を待つシーン、ドレスを新調するシーン、ロバートに対して暴言を吐くところ、橋での写真、こんなに可愛く感じてしまうメリル・ストリープの演技力にはキュンキュンする。旦那さんや子供達にしてみれば苦痛でしかないのだろうが。墓場まで持って行ったフランチェスカ、そして死後に遺言で明らかにする展開が巧み。そして2人の言葉「この4日間のために今まで生きてきた」に泣ける。ラスト、土砂降りの中に佇むロバート。それに気付いたフランチェスカ。その右手に握られたドアノブのシーンが堪らなかった。今最愛の人に会いたくて、それを伝えたくなる映画だった。原作のフィクション小説があるらしい。
