ひ

桐島、部活やめるってよのひのネタバレレビュー・内容・結末

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

青春って爽やかなものな気がしているけれど、
実際は混乱していて醜い部分も大きくある。
楽しそうに見えても取り繕っていて、悩んでいるのに理由がまだ高校生の自分は自分のことなのにわかっていなかったりするジレンマを抱えていたり、コンプレックスを大きく感じる時期。モラトリアム。
うまく空気を掴み馴染まないと浮いてしまう中で立場を保つために好きなものを抑える葛藤、
それがうまくできていないと嘲笑の対象になったりする狭い空間
瀬戸際って人は実際結構いたのかもしれない。

東出くんが最後泣いてしまった理由がなんとなく分かる。気がしている。
空気を読み、周りにうまく合わせている自分のことを空っぽに感じているのかな。頭が良く、なまじなんでも器用にできるからこそ、冷めていて何かを諦めている。
結果を求めているが出ないことも分かっている。それでも周りの目を気にせず愚直に励んでいるキャプテンや神木くんを見て、格好いいと思い、目頭が熱くなったんではないかなと勝手に思っている

あー悔しい全然言葉にできない。
大人っぽい、達観している、周りの目を気にしている。人に対しスペック重視、お調子者、いろんな立場の高校生のいろんな視点や空気感、混乱やこの作品が映像としてぎゅっと捉えられているこの作品が
どんな言語化されているのが小説もすごく気になっている。
ひ