このレビューはネタバレを含みます
ものすごく胸に刺さりました。
そして映画館で観なかった自分を恨みました。
生きることに意味なんて無いのかもしれないし、死ぬときは皆同じ。
ただ極論すぎて、普通の人達は毎日の生活の中で自分という存在の意味を無意識に探そうとしてしまいます。
今作はそんな人達へ肩の力を抜いてもらうための映画なのではないでしょうか。
映画部の前田(神木隆之介)をはじめ、様々な登場人物がいますが、僕は宏樹(東出昌大)に感情移入しました。(別にイケメンで才能があるとかではなく…)
というのも、宏樹は一見リア充でいつも飄々としていますが、おそらく"将来への不安に押しつぶされそうで何事にも無気力"になってしまっていると思ったからです。
そこに自分の気持ちが同調したのだと思います。
それとは逆に前田は周りの事など一切気にせず、ただただ好きな事に夢中になっている。この前田の生き方こそが生きる意味なんではないでしょうか。
僕はこの作品を通してそう感じました。
観る人によって感じ方が異なったり、評価が割れたりしているみたいですが、それが監督の狙いなんでしょうし、いろんな人と意見を交わして楽しめるように作られてる非常に良質な作品だと思いました。
他にも見所や共感できるシーンも多々あるので、超絶オススメです‼︎