映画侍

桐島、部活やめるってよの映画侍のレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
4.6
約1年ぶりのBD購入してから初めての鑑賞

いやぁ、やっぱりおもしろい。最後のクライマックスシーン、なんか心にグッとくるものがやはりある。身分が下の者が上の者に反抗する瞬間は見ていて心地いい、「カメ止め」の濱津隆之演じる監督の"あのシーン"もテイストが違えど少し似ている。スカッとさせてくれるのは良いことだな

それにしても、改めて観ると松岡茉優怖えぇ…てか女子怖えぇ……中高の時のあの感覚が舞い戻りましたよね….いやぁ怖い

〜初回〜
"松岡茉優特集"最後は神映画、2回目の鑑賞。

今作での松岡茉優は高校カースト上位のギャル。彼女以外のキャストもかなりの演技力、高校時代を想起させる。
自分は私立校出身なのであそこまでのカースト制は感じなかったが、実在はした。

始まりの"金曜日"。同じ出来事のはずだが、主観が変わるだけでこうも違って見えるということを考えさせる。高校を卒業した者であればあの中に必ず自分を見つけることができる

桐島という一切登場しないカーストトップの男が部活をやめるだけで、自分の生き方を見つめなおす者・人間関係をみなおす者・知らないふりをする者・はなから関係もないのに巻き込まれ多少なりとも反抗する者、いろいろな人がいる中で高校なんて所詮狭い世界と思うが、高校が社会の縮図であるという言葉を思い出さずにはいられない

長々と書いたけど、邦画では珍しくわいの胸を締め付ける神作品である今作。なんとしても特典付きbdが欲しいところ
[2018年3月9日 DVD]
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