このレビューはネタバレを含みます
神木隆之介さんが好きで鑑賞。
彼のクラスで盛り上がらないポジション役は良いです。
宮藤官九郎さんの「11人もいる!」でも思いました。
映画好きでなかなかマジョリティに入れない言わゆる廊下組と、青春を謳歌する一見きらびやかなグループ。
どちらもそれなりに面白いしつまらない事には変わりない。
学生時代は何故か負け組勝ち組かのように人気者だけが主人公の様ですか、歳を重ねる度にそんな栄光は無意味だと気付かされますね。
故にありきたりな華やか人種のシーンには全然興味がわきませんでした。
この映画の面白さは、まず題名の桐島が出てきません。
その桐島がどんな人間か、その周囲の人々で説明されます。
その周囲の人間に視点を置くことで、ものすごくリアルな映画でした。
まるで自分もクラスのひとりで、噂として小耳に挟んでる気分になります。
落ちとしては少し映画的な演出ですが、なんだかその雑な感じが逆にリアルだなと思いました。
不登校の友人が見たら全く共感もせず、分からなかったそうです。
不登校の映画も観てみたいと思う今日この頃。