このレビューはネタバレを含みます
ただただ母親の絶望した顔を見たい息子
異常に母親に執着する息子
母親の愛情を欲する故に起こす、数々の事件
とても嫌な気持ちになる映画なんだけど、ティルダスウィントンとエズラミラーの人間離れした美しさがこの映画をただの不快なものとさせない
ケヴィンが起こす数々の事件のシーンをあえて見せない演出も好み
ティルダスウィントンの絶望した演技が上手すぎてこちらも見ていて苦しい
そして「ロブスター」でもそうだったんだけど、こういう不穏さが充満する映画においてジョン・C・ライリーのマヌケな存在感が良いエッセンスになるんだよなーヨルゴスランティモス監督はこの作品を見て彼に出演オファーをしたのではないかと思うほど!
よく出来た映画だったなあ