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少年は残酷な弓を射るのArlecchinoのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
4.6
一般的に.....
(父親のセリフにあるように)男の子というのは多かれ少なかれ親に反撥したり冷酷にあたったり、生き物に残酷なことをしたりするものです。悪意はほとんど(!!)ないのです。無論母親のせいでもない。
母親はそんな息子に対して、時には度を過ぎて叱ったりしながらもなんとか懐柔して、愛していくものです。

その「多かれ」を極限に振ったモンスター少年と周囲の世間に母親はどのように対応していくのか。
懐柔はできるのか。愛し続けることができるのか。これがストーリーです。

母子の演技も素晴らしく、時間進行や場面設定や音楽など微妙にいびつな感じの作りが緊張感を生んでおり、映画としての完成度は高いと思いました。
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