Aoi

少年は残酷な弓を射るのAoiのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.4
あらすじも読まずに観たから自分が想像してた話と全然違った

まず、日本版ポスターの赤のドレスを着て座ってる人ずっとEzraだと思ってた笑

下手なホラー映画よりはるかに恐ろしい

あそこまでサイコパスな子どもはいるのかと信じがたかった
あんなに小さい頃から表裏を使い分けてることに怖いとしか言えなかった

最初はお父さんのとこは純粋に好きで仲が良いと思ってたが、お母さんよりも下に見てて良い子のフリをしていたのか…

何より一番可哀想なのは妹
ペットを失い、左目を失い、終いには…

愛情表現が出来ない、普通では考えられないやり方でしか母親を振り向かせることができない
母親のエヴァもどこかで、こいつは絶対何かやらかすって思ってたはず
なのに何でもっと早く(考えを言えるようになった時期から)『なぜ?』って言葉を問いかけてあげなかったの?と
にしても逃亡するわけでもなく憎たらしい息子を捨てず殺さずに育ててきたエヴァがすごい
どんな育て方をしたんだ!と殺人鬼の親を責め立てる社会は一般的だか、もう親のせいでもないどうしようもできない人は存在するんだなと思った
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