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少年は残酷な弓を射るのOASISのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.4
子供役のエズラ・ミラーが男とは思えない美しさで、彼がある事件を起こすまでを追っているのだが、その理由が一切明かされないという恐怖がある。
我が子の異常性に母だけがいち早く気づいてしまうのだが、彼女が何をしたっていうんだ、というくらいに不条理過ぎる。
事件が起きる日までを、トマトや鮮血による赤のイメージを多用して不穏な空気を作る事によって、より異常性が増すような作りにはなっているがいかんせん理由が無いし救いもない。
サイコパスには理由はいらないんだろうけど、なんだか腑に落ちない。
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