この歳のエズラ・ミラーをこのキャラで映像として残してくれて本当にありがとうございますでしたほんとに。
妖艶すぎてつらい。
不快感煽る音とショットがあからさまだったし、分かりやすい「象徴」が多かったので、「不快かつ抽象的な映画」の入門には最適っていうイメージだった。
ケヴィンの真の目的がよく分からず、ネットのいろんな見解を読んでもどれもピンと来なかったけど、たぶんあたしが悪いので、記憶が鮮明なうちに改めてもう一回観てみようと思う。
追記:
ケビン視点で見直すと、幼少期の数々の"悪行"は一般的な子供のわがままの範疇でしかなかったのではという気持ちになった。妹やモルモットの事件が本当に彼によるものなのかも、普通に定かでないし。彼に終始寄り添っていなかったのは母親の方だった。
惨劇を経てやっと寄り添うようになったというより、敵しかいない環境で彼を唯一の拠り所にするようになった母親も皮肉だし、
ずっと望んでいたものを手にできたことで初めて自分がしてしまったことと向き合い、困惑していたケビンも哀れ。