あめみや

青春神話のあめみやのレビュー・感想・評価

青春神話(1992年製作の映画)
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これまたすんばらしいの。
台北の街や人々はどこもかしこもやたら生々しくそこに存在しているだけで映画だったし、ろくに物語なんかなくても役者がいなくても100分くらいは優に見続けていられそうなほど画力ある。これを観て台湾の人もノスタルジー感じたりするのかなぁ。

この鬱屈とした感情をどうしようか。ぶつける対象を見つけて発散できたとてそれは一時的なものに過ぎないという虚しさは確かにある。どんなに締め出しても追いやっても、場所を変えたってきっとすぐにまたそれは迫ってくる。排水溝から溢れる下水やゴキブリのように。
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