minun

わたしを離さないでのminunのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
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命を提供するために生まれた、切なくて残酷な運命の若者たち。
臓器提供という重く暗いテーマではあるけど、描写は淡々と無機質で、乾き切った雰囲気。
「提供」や「終了」という何度も出てくる言葉が、すごく重たくて苦しい。
たとえ介護人になっても運命は変わらず「提供」をする最期。
悲しいというより、可哀想と思うしかなかった。

誰もが生の意味を理解せずに、命は尽きる。
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