ネリーマックミーン

わたしを離さないでのネリーマックミーンのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
3.2
出口の見えないディストピア、退廃的で、寂しく、常に曇り空。そんな中で、メイン3人の心と関係を描く本作。
世界観の設定に新しさはなく、ストーリーの流れについても驚きはない。
きっと繊細な心の機微を描いているのだろうけど、どうしても地味。

そして今のぼくには読み解けていないだろうし、面白さ?の真髄を味わうことができていないのだと思う。
だから、面白いとは言えなかったし、何か感慨が残ることもなかった。

やっぱり大衆エンタメの方が好きだし、そのような中で人々の心を揺さぶるようなものを描けるようになりたいな、と思う今日この頃。
ただ、こうした作品を通じて、心や関係性の捉え方をきちんと学んでいきたいとは思う。そう、楽しむよりも勉強でしかなかったので、結果、この点数。