6abbler

ローマの休日の6abblerのネタバレレビュー・内容・結末

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

・公開日は1954年らしい 効果音とか昔っぽくていい雰囲気 
・オードリーヘップバーンは美しい 役柄かあどけなくてかわいいね
・話運びとか登場人物の心情とかは思っていたほど高尚な感じではなかったな……と思ったけど、純粋に恋がはじまるのでなくてじわじわ惹かれていく感じも美しいんだなあと思った
・打算から始まる恋、逃避行、川に落ちてずぶ濡れになりながらのキス、ラブロマンスの典型って感じだけどやっぱり素敵(というかラブロマンスの典型ってここから生み出されたのか)
・真実の口に手を入れてはしゃぐシーンは実際見るとかわいらしくていいなあ
・あーーラスト!追いかけないでねと言われて追いかけない大人の分別と恋を一日のものと割り切って王女として生きていく人間の覚悟 写真屋の友達もいいやつだなあ



「誰かにそっくりだって言われた…」
「ラドヴィッチさん 何がそっくりなの?」
「アメリカ独特の言い回しで――とても魅力的な人を指すんだ」
(中略)
「あなたは とても そっくりな人だと思うわ」

「料理でも作らせて」
「台所がない いつも外食ばかりだ」
「不自由でしょう」
「人生は不自由ばかり 違うか?」
「いいえ 違わないわ」

「もう行かなくては」
「その前に君に話しておくことがある」
「言わないで 今は何も」

「私はこれからあの角を曲がるけど――車から降りないでね 追いかけないと約束して そのまままっすぐ家に帰って 私もそうするから」

「王女様 24時間を丸々無駄にされましたな」
「してないわ」
「自覚してくださいまし 私に任務があると同様――王女様にも任務があるのです」
「お言葉ですが二度とその言葉は使わせませんよ わが国と王家に対する任務を自覚してなければ――今夜帰らなかった あるいは永遠に さて これからの日程は忙しくなりますね もう下がってよろしい」

「国家間の友好関係について今後の見通しはどうですか?」
「守られると信じます 個人の関係が守られるのと同様に」
「わが通信社の見解を述べますと――王女様の信頼は裏切られないでしょう」
「それを聞いて安心しました」

「最も気に入った訪問地はどこですか?」
「それぞれ…」
「それぞれ忘れがたい思い出があります とても一つには… ローマです なんといってもローマ ローマの思い出は一生忘れられないでしょう」



当時のレビューそのまま移したけど映画館で見るより家の配信サービスで見たときの方がレビューが詳細だな
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