MiYA

ローマの休日のMiYAのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.0
久々の視聴。いろんなところでよく見る有名なシーンが多く、「久しぶり」感はなかったですが、2人が出会ってから翌日にデートに繰り出すまでがやけに長いのが意外でした。

ただそこからはオードリー・ヘプバーンの魅力全開。ヘアカットや真実の口のシーンなど、見所はありすぎるくらいあります。コメディの部分も、タクシーの運転手やカメラマンとのやりとりなど、愉快なシーンが多いです。

ただ、見終わってみると、ラストの哀しさの余韻のほうが強く印象が残るのです。決して結ばれることのない2人の悲恋。物語は2人の未来に何の示唆もないまま終わります。ディズニーライクな「お姫様物語」といううわべに騙されてはいけませんね。
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