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MY FATHER マイ・ファーザー 死の天使のodyssのレビュー・感想・評価

3.0
【ナチの「死の天使」メンゲレ】

イタリア・ブラジル・ハンガリー合作映画。 

ナチ時代、「死の天使」と呼ばれ恐れられ、数々の人体実験で名を馳せた医学者ヨゼフ・メンゲレが、敗戦後南米に逃亡して生き延び、ある時ドイツから訪ねてきた息子と再会したという実際にあったエピソードを元に、父のなした行為の意味を問おうとする息子(トーマス・クレッチマン)と、あくまで自分の非を認めない父(チャールストン・ヘストン)との対話を描いている。

作中、説明は若干あるが、あらかじめメンゲレのことについて多少知っておかないと分かりにくいし、映画としての面白みもやや足りないような気がする。 

しかし、メンゲレ(映画内ではそう名指されていないが)を演じるヘストンの迫力は相当なものだ。 
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