FukiIkeda

MY FATHER マイ・ファーザー 死の天使のFukiIkedaのレビュー・感想・評価

3.5
実際にドイツで93歳の元ナチス親衛隊員が殺人ほう助の罪で捕まったところだが、ドイツでは殺人罪に時効はなく、戦犯は今でも裁かれる。この物語は正に、元ナチスの親衛隊医師(博士)の息子が、死んだと聞かされていた父親が生きていてリオで潜伏していると知らされ、かなり大人になってから、父に自主を説得するために初めて会いにいくというもの。
父親として会ったことのない父親が起こした想像をこえるような莫大な罪。どこかで自分の罪のように背負ってきた息子。
どんな殺人鬼でも、人間である限り、根っからの悪人なんて、どこにもいないんじゃないかと、、、。
だからこそ難しい。
正義か、絆か。
どちらも良心なのかもしれない。
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