公開時、映画館で観ました。
思い出の作品です。
ベースボール、とうもろこし畑、手作りスタジアム、自由な雰囲気、人々の絆、数々の名シーンが印象に残りました。
当時の自分にとってのアメリカへの憧れが凝縮されたような映画でしたり
W.P.キンセラの小説『シューレス・ジョー』が原作。
アイオワの農場主の主人公(ケビン・コスナー)は、「球場を作れば彼やってくる」と奇妙な声を聞きます。
彼はその声に導かれるように、とうもろこし畑に野球場を建設します。
すると、亡くなった野球選手たちが次々と現れ、とうもろこし畑の球場で試合をするようになりました。
八百長事件で大リーグを追われたシューレス・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)らのわだかまりは、プレイすることで、解消するようにみえました。
「球場を作れば彼はやってくる」という声の示唆する“彼“とは、未練を残したまま死んでいった選手たちのことでしょう。
ところが、主人公はまだ納得できません。
「球場を作れば彼はやってくる」はまだ胸に残っています。
そして、とうとう彼が現れます。
主人公と彼とのキャチボールのロングショットが美しい。
試合を観にくる観客達の車のベッドライトが延々とつながるシーンがラストでした。