テレビの洋画劇場でたまたまこの映画に出会ったのが、私のジョン・カーペンター作品初体験でした…
"なあなあ、昨日のアレ、見た?"
「なかなか手強い殺人犯」が主人公を追いつめていく普通のサスペンスだと思って観ていた私は、ラストの展開に嬉しい衝撃を受け、翌日の教室で騒ぐことに。(笑)
今ではちょっとやそっとじゃ驚かない「ホラー耐性」がすっかり身についちゃったけど、やっぱりこういうアイディアを映画にブチ込んだパイオニアは偉大だと思います。
あらためて観てみると、同時代のデ・パルマ作品などに比べて前半の展開はもたついてるし、肝心のヒロインを「エロ美しく」撮ることもできていないけれど、日が沈んで宵闇が住宅街を包みこむあたりからの怒濤の展開は、さすがカーペンター大先生!
この鬼才の新作が待ちどおしいなぁ。