あかぽこ

夜の女たちのあかぽこのレビュー・感想・評価

夜の女たち(1948年製作の映画)
4.3
またまた溝口健二監督作品の日本版ネオレアリズモ的映画。


戦後直ぐの赤線地帯で、生き抜く為に身体を売らざるを得ない女性達の物語。

…観ていて辛すぎ…(*_*;

戦後から遥か時を経って生まれた自分如きが語るにも烏滸がましい凄絶な生き様。

…それでいてその熾烈な世界でも随所に日本人としての優しさと思いやりも加味されているストーリー。



『西鶴一代女』と同様、田中絹代先生の体当たり演技に兎に角唖然。


後年、同監督で同じ娼婦が主人公の『赤線地帯』と観比べてみるのも また一興。
あかぽこ

あかぽこ