夜の女たちの作品情報・感想・評価・動画配信

『夜の女たち』に投稿された感想・評価

敗戦3年の映画。
当然だが、60~80年代に作られた女郎映画はもちろん、50年代の作品とすら何もかも違う。傷が剥き出し。

男たちが醜悪なのはいつもの溝口映画という感じだが、女もなりふり構わず攻撃的…

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田中絹代の演技が光ってる。

何もかも奪われて、何に復讐したらいいかもわからずに、怨念だけ背負って傷まみれになっていく過程が本当に辛い。

妻として、母として生きられる事の幸せについて考えさせられる。
SW326
4.4

冒頭の大人しさから、後半になるに従って台詞もキャメラもストーリーもどんどん白熱していきラストに圧倒される作品だった。
浪華悲歌とは舞台も設定もそして矛盾と葛藤を抱えて行ける方向に行くというシチュエー…

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YAZ
3.6

溝口健二監督の観る

終戦直後大阪。戦争未亡人で
赤子も病気で亡くした房子は
社長秘書となる。朝鮮から戻
った妹は社長と。。。

脚本 久坂栄二郎

女一人では生きて行けない時代のある
姉妹の生き様…

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このレビューはネタバレを含みます

2連チャンで昭和のつらい映画を観てしまった〜
中盤のパンプスをスカーフで体に括って川を渡る場面の元ネタ、田中絹代が俳優見習い時代に毎日下駄を手拭いで括って、鴨川の中を通って撮影所に通ってたエピソード…

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終戦直後の大阪を舞台にした女性たちの群像劇。瓦礫の中を掻き分けながら懸命に生きる女性たち。田中絹代が演じた娼婦のキャラクターは後の『西鶴一代女』にも繋がっていくのでは。溝口にしては希望めいた余韻を残…

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戦争未亡人が、焼け跡の大阪で生き抜く姿を描いた溝口監督作品。夫は戦死、息子は病死。会社勤めで秘書となり、社長の愛人となるが、妹と再会、一緒に暮らし始めるが妹も社長の…。怒りで娼婦に身を堕とす田中絹代…

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田中絹代の演技はすごいがミスキャストすぎる。田中絹代の素朴さや奥ゆかしさは、理不尽な運命に翻弄されながらも健気に生きる女性像のときに輝くのであって、男1人取られたくらいで自暴自棄になるような役柄だと…

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うわぁドロドロ…これぞ溝口。「薄幸」だけど「芯が強い」というのはヒロインの条件だということを体現している絹代たん。ラストのリンチシーンは、女同士の戦い史上でも屈指の熱さ。溝口、ホントに女が好きで嫌い…

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Sohey
3.4

夫の死後、房子が秘書という仕事に就けたのに娼婦という道を選ぶのは妹の社長の愛人という座を取られた女のプライドからなのか…。
「男という男に病気移して復讐したるねん」というセリフがめちゃ刺さる。
パン…

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