ヒルコ

私が棄てた女のヒルコのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
4.0
いるよなあ、自分のコンプレックスをそのまま相手に投影して嗜虐性を発揮しては自己嫌悪に陥る男。自分がドン底の時だからどう見ても自分より下の人間に冷たくして自分を保つ。いよいよそれに気がつくともう堪らなくて逃げる。でもそれはミツとさっちゃんの関係もそうなってって悲しい。ミツとマリ子も、八ちゃんとヨシオカも、どの登場人物にもそれぞれの嫉妬が渦巻くよ!

コロコロと変化する持つものと持たざるもの、上下関係、愛、勘違い、策略…評価はそんなでもないかもだけどわたしはすごく良い映画だと思いました。

マリ子はヨシオカのどこが好きなんだろう…そこだけは全くわからない…。
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