不良クラスメイト2人を中心とした、青春時代の群像劇でした。
ある者はボクシングへ
ある者は極道へ
ある者はマドンナを追い求め
ある者は笑いの道へ
道はそれぞれだけれども、
みんな漏れなく挫折の連続。
でもみんな泥臭く生きてる。
何も成し遂げてなくてもかっこいい。
そう思わせてくれるほどのラストでした。
久石譲の、心の奥底からふつふつと湧き出でようするようなマグマのようなエネルギーを持った音楽が絶妙に交差します。
バカ野郎、まだ始まっちゃいねーよ
客観的に見てるから、なんでそっちにいっちゃうかなぁ。危なっかしいなぁ。って思ってしまう。でも、よく考えたら、自分自身だって多かれ少なかれ、栄光や後悔もあるんですよね。
20代前半くらいまでって、振り返るとエネルギーが溢れてて、不安定なとこもあるんだけど、やっぱり魅力的。モロ師岡の役どころが今の自分に近い環境になりつつあるのだけれど、過去の栄光に囚われるのでなく、今を生きる人こそが青春なのだと毛穴から教えてくれました。