kazマックスグローバーレッド

ウィローのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ウィロー(1988年製作の映画)
3.6
続編がディズニープラスで来年配信ということもあり 吹替版で再鑑賞。ウィローの声が「ちびまる子ちゃん」の初代友蔵おじいちゃんこと富山敬さんだった、懐かしいな。ジョージ・ルーカス原案で、ホビット族ではなくネルウィン族、ガンダルフとサルマンの魔法使いお爺対決ではなく魔女のお婆対決とかロード・オブ・ザ・リングにかなり影響されてたんだと思う。

ストップモーションコマ撮り二つ頭モンスターや着ぐるみトロール、喋るポッサムの下唇がアニメなどの古き良き特撮技術。ホビットみたいに遠近法を使わず『スター・ウォーズ』に出てきたイウォークの中の人たち本物の小人が多数出演。極小族ブラウニーズの一人は『ユージュアル・サスペクツ』容疑者ケヴィン・ポラックだったのね。

まだロード・オブ・ザ・リングほどのCG技術はないけれど、ある物体から物体へと自然に姿を変化させるモーフィング技術を映画で初めて使った記念すべき作品。その後モーフィングは『ターミネーター2』のT-1000からマイケル・ジャクソンのMV「Black & White」まで90年代初頭にかなり流行ってました。

これらのVFXを2022年の特撮技術でやっても今や凄い映像を見慣れ過ぎてるから新鮮味には欠けるんだろうなんて思ってしまう。新作キャストのウィロー役ワーウィック・デイヴィスは続役で、ヴァル・キルマーとジョアンヌ・ウォーリー元夫婦が出演するかは気になるところです。