もやし

クロッシングのもやしのレビュー・感想・評価

クロッシング(2009年製作の映画)
4.7
後味悪いけど、どこか哀しいというか、結構好きです。

「トレーニングデイ」とか「イコライザー」とかの監督さんです。



警官3人の群像劇です。家族を養うのに警官の給料に限界を感じて不正をして金を得ようとする警官。仕事に疲れた周りから小馬鹿にされてる退職間近の警官。ギャングへの潜入捜査をしている警官。

タイトルからして最後に3人が何らかの形で合流すると思うと思いますが、あえてネタバレしますがそんなことは全くありません笑 それを期待して見ると間違いなく肩透かしなのでご注意を。



警察組織に恨みでもあるのかっていうような脚本でした笑
警察という組織で働いてる登場人物達に次々と仕事的理不尽が襲います。
仕事に疲れた方が見るととても共感すると共に、とてもいやーな気持ちになると思います笑

登場人物達はとても真剣に生きているし、頑張っているのに全然上手くいかない…
ただただやるせなさがすごいです。


不正をしている警官の奥さんが「私はあなたが隣にいてさえくれればそれだけでいいのよ」と言っていたのがとても辛かったです。
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