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七夜待のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

七夜待(2008年製作の映画)
1.5
【河瀬直美映画、、、肌に合わぬ】
フランスでは一般人も観に行く程有名な映画監督・河瀬直美。

日本では、前田有一や映画芸術を始めイジめる対象となっている。私も残念ながら苦手です。所謂、外国かぶれの女ってところにどうしても嫌悪感を抱く。日本人を見下し、外国に媚びる姿。まるで「ブルックリン」の中盤のような感じ。私は嫌いです。

とはいっても、作品を作家で評価するのは良くない。ってことで、「七夜侍」は河瀬直美というバイアスを外して観てみた。

酷かった。
日本人が土足で、他国の文化にズカズカ入ってくるところが嫌で嫌でしょうがない。

話は、あるバックパッカーの女がタイで宿泊場所をタクシー運転手に伝えるのだが、
タクシー運転手は彼女の言葉が理解できず、自宅に招き入れるというもの。

確かに一人旅は想像もつかない事件に巻き込まれる。私もバックパッカー旅行はしたことあるので、やりたいことは分かる。

しかし、明らかに主人公の女は酷すぎる。文化を理解しようとしない、他人のプライベートに土足で入り過ぎ。おまけに、直ぐ泣き、感情的に人にあたり過ぎ。終盤のある展開は、画面の中に入り、「ちょっとお前、こっちこい!」と説教したくなる程胸糞悪くなった。

アジアにおける日本のバックパッカーのダメなところを描いているにしても、これは流石にやり過ぎだろうと思った。

「バンコクナイツ」の方が、リアリズムの点で過不足なく描けている。

さて、河瀬直美の新作「光」は果たして肌に合うのだろうか。
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