ハワイになぜ日系人が多いのか。あまり深く考えたことはなかったけれど、それは国策によるキャンペーンで騙されて渡航した人たちなのですね。
裕福な生活を送れると騙された移民一世たちは、現地で大変な苦労をするわけですが、よりによって日本とアメリカが戦争を始めて、彼らの境遇は複雑で悲惨なものとなっていく。彼らが希望を託した二世たちは、戦争に身を投じて日本と戦うことになる。彼らの身の張り裂ける思いは察するに余りあります。
しばらく前に戦中の日系人収容所と日系人部隊に関するドキュメンタリーを見たこともあって、この映画は大変興味深かったです。
BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。