あかペン先生

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離のあかペン先生のレビュー・感想・評価

3.8
字幕鑑賞。
2021年250本目。

雰囲気全開大人の上質な恋愛映画。
列車の中で偶然出会った男女2人が途中下車したウィーンの街での14時間を描く。
主演2人の何気ない会話パートで全体が構成されている。
ウィーンの街をぶらりと歩きながら互いの価値観や人生について語り合いそして惹かれ合う二人。

別れの場面は胸焼け不可避。
ラスト、2人が訪れ会話した場所が朝焼けに映るカットが抜群にセンス良し。
人生観を語った路地裏、ワインを飲み別れが近づくのを感じながら一夜を明かした夜の公園。何気ないカットだが、2人が過ごした濃密な時間を思い起こしてくれる。

レコードショップの視聴室で2人の絶妙な距離感と目を合わせづらいもどかしい感じがすごく好き。

【人を愛し愛されることは何よりも大切よ】by セリーヌ
あかペン先生

あかペン先生