WOWOWでケン・ローチ監督特集。実に、ケン・ローチ監督作品、お好み!お好み!
静かでありながら、どこか優しい眼差しもかすかに香る、社会派作品。こういうテイストが大好きー。
難民、移民問題。
島国である日本にとっては、どこか他所事のように見えたが、シリア難民などが表面化するこの時代に、我々日本も、きちんと向き合わなければならないご時世だ。
少子高齢化が加速し、生産年齢人口も減り、働き手も少なくなる問題を抱えた昨今。
先んじて、移民の労働者問題に直面している、イギリスの移民問題をフューチャーした社会派作品で、すばらしい。
移民を利用し、お金儲けするイギリス人をテーマにしているが、なんとも考えさせられる描写になっている。
移民に仕事を斡旋する現実の、インサイドとアウトサイド。
メリハリのあるシナリオで、心底考えさせる社会派作品に仕上げた、ケン・ローチ監督のセンスが好き。
余談だが、主役のアンジーが、ジュリア・ロバーツに見えてしょうがなかった…。