ハレルヤ

レッド・サンのハレルヤのレビュー・感想・評価

レッド・サン(1971年製作の映画)
3.8
BSプレミアムシネマにて初鑑賞。
日本とアメリカの友好の証である黄金の刀が強盗団に盗まれる事件が発生。自身も強盗団だったが仲間に裏切られて命を狙われたアメリカ人と、刀の護衛する任務に就いていた日本人の武士が刀を奪還するために追跡劇を繰り広げる物語。

アメリカからはチャールズ・ブロンソン、日本からは三船敏郎、フランスからはアラン・ドロン。そして初代ボンドガールのウルスラ・アンドレスと当時のスターが勢揃い。豪華な共演合戦が堪能できます。

物語の設定はかなり変わっているけれど、チャールズとアランのガンアクションの凄さは申し分なし。三船敏郎も黒澤作品で見せた驚異的な殺陣に加え、ナイフ投げ、弓矢、格闘とアクション全開で見せてくれます。

ストーリー展開はメチャクチャシンプル。最初は対立しながらも次第に協力し合い、最後はアメリカと日本という国を越えた絆の深さを感じさせてくれるもの。

西部劇のような舞台に侍が出てきて、更にフランス人の強盗団ってどうなの?と見る前まで何となく駄作感がありましたが、意外としっかりした娯楽作の仕上がり。キャストの体を張った好演で予想以上に楽しめた一作でしたね。
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