松長もんど

泥の河の松長もんどのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.5
昭和30年、戦後10年が経った大阪が舞台。
戦争の記憶が新しい大人とは裏腹に、戦争を知らない、これからの世代を生きて行く子供たちの視点から、その時代を生きる人々の姿を描いた作品。

少年”信雄”は時代に取り残された人々との交流を通して、生きていく事の厳しさや、時に残酷さのようなものを知っていく。

81年製作だが、当時の雰囲気を出すために、敢えてモノクロで4:3の画面比率。

多くを語らず、美しい画とストーリーで感動させられる。
言葉で説明するよりも先に観て欲しい名作、名画。