iwashi

泥の河のiwashiのネタバレレビュー・内容・結末

泥の河(1981年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんで、よその子でも子供の目はあんなにかわいいんやろうなあ

戦後、昭和31年の大阪。
隣国の戦争で景気が上向き立派になる建物や人々の生活。
そのすぐそばでは庶民が必死に体を動かし、這いつくばって生きていた。

うどん屋に生まれた小3のノブオはある日、きっちゃんという同い年の少年と友達になる。
きっちゃんは河に浮かんだ舟で、姉と母親3人で行きずりの生活をしていた。

戦争で生き残った者達が地獄のような戦後をそれでも生きて、日々のささやかな幸せを求める。

2人の少年の友情とその結末、きっちゃんの姉がみせるけなげさは、よりいっそうこの世界でのどうしようもないやるせなさを際立たせる。

きっちゃんの軍歌が炸裂する食卓はかなりの名シーン


以下、視聴中の断片的感情、セリフ


木場
昭和31年大阪
のぶちゃん、耳がつぶれた馬車おじさん
車、驚く馬、轢かれるおじさん
それを見るのぶちゃん
のぶの目、馬の目
いいおっちゃんやった
おら、立派やで。体つこて
今になって、戦争で死んだほうが楽やったって。多いやろなあ
わいかて40過ぎてひょっこりノブオが生まれて
あるだけの金をおっちゃんに
この鉄たこう売れるで
大雨、橋、おばけ鯉
観たこと、秘密な
宿舟、住むだけの舟
自分が子供の頃、近所に住んでたこんな姉弟思い出すわ
優しそうなお姉さん
お名前なんていうの?
貧しい家庭のお姉さんってこんなイメージあるよなあ
舟へ、少年がみる貧困のリアル
水すら自由にのまれへん
黒砂糖
あんまりここへはこらんほうがいい
とんでもない寝小便
のぶちゃんは水に生える木や
店の商品をきっちゃんへ
しかし捨てる
空気を読めるこどもや
おじいが舟から落ちとる
山下丸のじいさん
じいさんは、落ちたんか飛び込んだんか
ゴカイ取る人生
きっちゃん連れてきてもかまわんか
あの舟の子か
夜は行ったらあかんで
こんばんはって言うんやで
こんにちは!
すぐ食べようとする、足踏まれる、叩かれる
そう、いただきます
いい目だ、おとうさん
こんなうまいもん食うたことないわ
銀子えらい
僕かて水汲みもできるし歌もぎょうさん歌えるで
軍歌!
しんみり、おとうちゃんの遠い目笑
最高かよこの食卓
ポツリ、うまい
銀子にワンピース
客、くるわぶね
きっちゃんが客引きとか言うな
おとうないす、きっちゃんドンマイ
お母ちゃんがマジ明るくていい
銀子に似合う
ほら、姉ちゃんお人形さんみたいやわ
手品!豆
銀子に寄る、顔、引っ込む
ワンピースをきれいに畳んで返す
楽しかったわ、ごちそうさま
きっちゃん、帰ろう
この姉弟突然いなくなるよね…
あのこらの、お父ちゃんも生き残りか
みんなスカみたいに死んでいきよる
周りはどんどんとなりの戦争で景気よう立派になりよる
おれらはスカみたいにしか生きれんのかなあ
石鹸の匂いがする、のぶちゃんのお母さん
テレビは覗き見
おとうの関係者
おばあ、なんで人の子でもあんな目、かわいいんやろうなあ
人間生き死にはそういうもんや
人恋しいもんや
元カノの死に目か
申し訳、ございません
きっちゃんのお母ちゃんえらいべっぴん
丘に上がるのが嫌になってなあ
波に揺られてないと生きてる気がしない
おばちゃんのほうがきれいや
銀子と風呂
姉ちゃん、笑てるなあ
笑うてるわ
僕、普通の家に住みたいわ
お米、ぬくいんやで
お祭りたのしそー
あ、まさか、穴…
花火
カニの巣、宝物
酒をかけて燃えるカニ
夜の舟
あえぎ声
銀子
おもろかったか?天神さん
泣いてんのか?
小3には早すぎる世界
涙ぽろり
銀子におばさんをみたか
きっちゃん…
きっちゃーん
カニ?おばけ鯉?その呼吸…
iwashi

iwashi