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泥の河のshinefilmのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
5.0
無言で去る信雄を見送るきっちゃんの涙、橋の上で何も言わず信雄を見つめる銀子ちゃん、父親の眼差しに気付かされ走る信雄、"きっちゃん"と二度と会えない友だちの名を呼ぶその顔を絶対に忘れない。子どもたちを見守る親たちも含めてさりげない思いやりと優しさに溢れるからこそ、切なくて苦くて、胸に突き刺さる。そして、演出が素晴しすぎました。

(追)加賀まりこさん登場のインパクトたるや。その美貌に思わず声出ました。60年代の作品かと思いきや81年なのびっくり(同年にマッドマックスⅡ)
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