たいが

カイロの紫のバラのたいがのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
3.8
スクリーンから映画スターが飛び出してきて主人公を連れ去ってしまうというなんともウディアレンらしいロマンチックなストーリー

登場人物が抜け出してしまった後の映画の展開とかその役を演じた現実の役者の立ち回りとかロマンチック全振りになってない部分が良かった

ウディアレンのロマンチックコメディのいい点は夢や憧れを決して現実から逃げるためのものとしてではなく、現実を見つめ直すためのものとして扱っていること

どの映画も夢や憧れにどっぷり浸かった後はちゃんと現実に戻る
そこでなにか変化が生まれるかどうかはその映画次第だけどね
今回は悲しいけれどそこまで現実は甘くはなかった

でも、でもだよ!
最後のギルのあの表情はセシリアのことを本当に愛してた表情じゃないか、、、
たいが

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