セッセエリボー

ダークナイト ライジングのセッセエリボーのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
4.3
ベイン声でかすぎ。爆弾よりでかい。リモコンが電池切れなのでベインがしゃべるたびにテレビ本体の音量ボタンをぽちぽちするという余計な気苦労を強いられた。
固定的な二項対立を解体して一触即発の緊張に晒す前作のジョーカーに比べるとベインの「諦めすぎて強い」は確かにイマイチなんだけど、場合によっては助かる可能性まで徹底的に潰す彼の絶望の深度が割と好感持てるところもあって、前2作よりも何かこちらに残るものがあった。『ジョーカー』につながる暴動都市ゴッサムの風景も見ものだった。