くじらめくじら

ハンガーのくじらめくじらのレビュー・感想・評価

ハンガー(1983年製作の映画)
5.0
永遠の若さへの欲望と死への渇望は紙一重であるのにも関わらず何故か!?死ねないことへの絶望が、無垢な少女の肉体を裂き同性の女を肉として支配するというある種の倒錯に向かうことに違和感はない。そしてその世界を偶然垣間見てしまった若い女医(永遠の命を実現しようとしている)が死の魅惑に取り憑かれ飲みこまれていくのもかなりエロチックで最高。急速に肉体が破滅していく猿がいい仕事をしていた、水のないプールのカエルと裸体の女(人間)のイメージが重なるのを思い出した。とはいえカエルの方が脚とか人間に似てる分キモイのでここは猿でよかった。
くじらめくじら

くじらめくじら