ダンクシー

キラー・エリートのダンクシーのレビュー・感想・評価

キラー・エリート(2011年製作の映画)
3.3
「そのツラを見て思い出した。アール・ソール大尉。つまりアスホール(ケツの穴)だ。」

ステイサムがステイサムしてたし、デニーロもデニーロしてた。ステイサムってやっぱどの映画でもまんま同じすぎてステイサムでしかないよね笑 劇中ではお約束のアクションが忠実に盛り込まれていたし、それに加えて肉弾戦をやらせたらピカイチだねステイサムは。この話、実話なのかー!これ政府が否定してるけど、絶対事実だろうね。。SASの退役軍人たちと国の秘密結社、最強の暗殺者軍団の三つ巴。ジェイソン・ステイサムとクライヴ・オーウェンの果てしない応酬なんですけど、見応えありましたね。

「暗殺者は過去の自分の姿だ。別の人間になる」

要するに、イギリスがオマーンの石油利権獲得のために帰国の手伝い(オマーンは3人の子供を殺したイギリス兵を殺さなければ帰れない)をするため、つまりSASの兵士を殺すよう暗殺者のステイサムたちを雇って派遣するも、SASのクライヴ・オーウェンが仲間を守るために阻止しようとし、イギリスが何してるんだと激おこ、真相を知らないステイサムとオーウェンは「は?」ってなる、って一連の流れはややこしいけどなんとか分かるんですよ。でも、なんだろうな、いまいちピンと来ない。ひとつの作品として完成しきれてないというか、ココは大事かな〜って場面のみで形成されちゃってるから繋がりが上手くまとまってない。例えるなら、"各段落の目次だけを観せられている"、みたいな。だから非常に惜しい作品だと思う。

「全ては罠と裏切りさ。トロい野郎だ」

あと、各キャラの設定とか繋がりが見えにくかったから、もっとハッキリと描いた方が良かったんじゃないかなー。
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