ゆかっこー

サヨナライツカのゆかっこーのレビュー・感想・評価

サヨナライツカ(2009年製作の映画)
3.0
西島さんの映画全制覇への道。

中山みぽりんあんまり好きじゃないのとその(元?)夫の辻仁成もあんまり好きじゃないのとで、その夫が書いた小説を妻主演で映画化っていうのであんまり気は進まないという状態ではありつつも西島さん出てるねんから観なあかんということで鑑賞。そんなこと思いながらどうせ観たら自分は泣くんやろなって思ってた。
けどみんなお芝居すごい上手やのにまず主人公の2人に人として魅力を感じなくて、事前に作ってしまってた壁どころかそれで余計に感情移入できなくて全然泣かずに終わった。中島美嘉の主題歌だけの方が泣ける。
けど結構話題になってた記憶もあるし感想も思ったよりも好評なのあるし。この歳になってもまだ若すぎて私にはわからんかったとかそういう?そんなことある?ていう疑問。

そして全体としての感想は「後半の25年後いる?」。まず西島さんの特殊メイク違和感しかないし(加藤雅也の特殊メイク完璧やのに)、みんな顔色悪くして声低くしわがれ気味にしてゆっくり喋れば良いみたいなお芝居どうなん。あと西島秀俊と石田ゆり子の超現代風キッチンとかあれ絶対パナソニックやんw
25年後のシーンが存在したことの意味があるとすれば、光子(石田ゆり子)は当時も25年後も怖かった。何やったら怖さ増してた。25年越しにあんなことする?
んで豊(西島さん)一人で最終的にちょっとしたハッピーエンドみたいなあの感じも何となくちーぷ。。

そんなんで原作もこのままの話なのかが気にもなるけどちょっと読む気はおきません…。最初の別れようとしたシーンのセリフからはすごい気障小説感みたいなものは感じました。

【その他の気になったことごと】
音楽が大きすぎてセリフ聞こえへんところが時々あった。あとタイ語がときどき英語に聞こえたきがしたんやけどあれは何やったんやろ。
あと豊(西島さん)の名字と妻(石田ゆり子)の旧姓珍しすぎやん。東垣内(ひがしがいとう)さんと尋末(たづすえ)さんやで。あれも最初何て言ってるかわからんかって困ったし入り込めんかった理由の一つな気がする。
タイの景色は綺麗やった。そしてほんまに当時(1975年)タイとか東南アジアの国にこんな日本人の女の人なんかいたんかなー。美貌の方よりお金有り余ってるっていう意味で。
良かったのは私の西島さん言語録にタイ語が追加されたことでした(これまで:日本語・関西弁・英語・フランス語・韓国語)。絶対耳良いやんって思うから絶対歌も上手いと思う。

結局私は中山美穂のきれいさも石田ゆり子のきれいさもいまいちわからないのだ。タイプ(好み)の問題?

これも私の中の一つの巻き込まれシリーズになってしまったな。ここ数週間で増えすぎ辛い。
ゆかっこー

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