ノットステア

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のノットステアのレビュー・感想・評価

4.0
○Disny+作品詳細
フォースの勝利を描く、「スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還」。壮大なるサーガがクライマックスを迎える。帝国軍がより強力な第2デス・スターの建造を進める中、反乱軍の艦隊は総力を結集し、その巨大な宇宙ステーションへの攻撃準備を計画していた。一方、ルーク・スカイウォーカーは、邪悪な皇帝の前でダースペイダーとの最後の戦いに臨む。 ※この作品には、タバコおよび喫煙のシーンが含まれています。



○感想
4~6の三部作は登場人物を深堀りしてくれるところと世界観に魅了された。ストーリーはなんというか感動するわけでもなかった。たしかに感動するものだけが良作ではない。アクションがすごいってだけでも好きだしいい映画。『スター・ウォーズ』に関しては作りこまれた世界観が魅力的だった。
とはいえ内容は盛りだくさん。善の心。心の乱れ。憎しみ。父との決着。師との別れ。家族の秘密。兄妹。もう少し感動しても良さそうな内容だったけど、あまり響かなかった。

以下、ネタバレあり














前作エピソード5でルークは氷漬けの装置から高速の大ジャンプをして脱出した。今作ではC-3POを宙に浮かした。ジェダイになったのであれば、戦闘機を持ち上げることもできる。フォースがあればそれくらいのことはできる。なのに戦闘がとろい。倒れたダース・ベイダーを担いで運ぶ。フォースで飛ばして運んだ方が速いんじゃない?
壮大な世界や、キャラクターのデザイン、性格描写、人間関係の描写、機械や生物のデザインや設定など、徹底して作られているからこそ、アクションがもったいなく感じた。

皇帝が弱かった。あっさりとやられた。ダース・ベイダーはもう堕ちた人間だと油断していたからだろうけど。

レイアもフォースで戦うのかと思ったのに。でも修行する時間もないし、納得。
毛皮の民族たち。調べてみたらイウォークという民族らしい。可愛かった。けど神様の言うことは聞かないし、よくわからん。ただとにかく原始的で強かった。

ハン・ソロの活躍がもっともっと見たかった。



○オープニングクロール
遠い昔。はるかかなたの銀河系で…
スター・ウォーズ
エピソード6「ジェダイの帰還」
ルーク・スカイウォーカーは卑劣な悪党ジャバ・ザ・ハットから友であるハン・ソロを救うため故郷の惑星タトゥイーンへと戻った。
だがルークの知らぬ間に銀河帝国軍はあの恐怖の宇宙要塞デス・スターをはるかに強力な装備で再建中だった。
この新たな最終兵器が完成すれば銀河系の自由を求めて戦う反乱軍はひとたまりもなく壊滅してしまうだろう…



○あらすじ
デス・スターの完成が遅れてるから陛下が不機嫌だと言うことを、ダース・ベイダーが司令官に忠告する。

ジャバのもとにC-3POとR2-D2が送られる。ルークからの伝言を直接届ける。ハン・ソロを助けてやってほしいこと、無益な対立は避けるべきだと言うこと、ドロイド2体を贈ること。
ルークはまだジェダイでないことを見抜かれる。ソロはジャバの部屋に飾られている。
そこに賞金稼ぎがチューバッカを捕まえてやって来る。ランドがこっそり忍び込んでいる。
賞金稼ぎの正体はレイア姫。ハン・ソロを解凍する。まだショックが残っていて、目が見えない。
すべてお見通しのジャバ。レイア姫がジャバに捕まる。
ルークはジェダイ・ナイトになっていた。
ルークが助けに来る。
ルークは地下に落とされ、ラン・コアという怪獣と戦う。ライトセーバーも使わず、上から降りるシステムの柵をラン・コアの上に落として倒す。
ルークやハン・ソロたちの処刑が決まる。
砂漠の、カークーンの大穴に棲むサルラックに食わせる刑。
ハン・ソロの目が見え始める。
ハン・ソロ「3PO。そのヌメヌメ野郎に言ってやれ。誰も慈悲なんか請わないとな」
ルーク「もう一度だけ言う。解放しないと死ぬぞ」
戦闘開始。R2-D2がライトセーバーを投げる。
ハン・ソロの棒が多分たまたま賞金稼ぎ(エピソード4でハン・ソロをジャバに届けた賞金稼ぎ)のブースターにあたり、飛んでいく。操縦不能。サルラックに食われる。
レイア姫は自分の首につながれていた鎖でジャバの首を絞める。
落ちそうになったランドをハン・ソロとチューバッカが助ける。
相手は乗り物が爆発し、全滅。

あとで艦隊に集まることにし、ルークはダゴバへ向かう。

デス・スターにてダース・ベイダーが皇帝を迎える。
ルークを探しに行きたいダース・ベイダー。
皇帝「辛抱するのだ。向こうからお前を探しに来る。やって来たら私のもとへ連れてこい。あの男は成長した。力を合わさねばフォースの暗黒面に導くことはできん」
ダース・ベイダー「仰せのままに」
皇帝「すべて私の予見どおり運んでおる」

ダゴバ。
ヨーダ「その顔は何だ。わしは衰えたか?」
ルーク「とんでもない」
ヨーダ「いいや。わしは衰えた。病も患っておる。老いぼれた。900歳にもなればしょぼくれもする。じきわしは眠りにつく。永遠の眠りだ。そろそろじゃ」
ヨーダ「フォースが強くても死は免れん。わしは黄昏時だ。すぐに夜が来る。それが人生だ。フォースの定めだ」
ルーク「でも僕の修行は終わっていません」
ヨーダ「修行はもうよい。必要なものはすでに身につけた」
ルーク「ではジェダイに?」
ヨーダ「(笑う)大事なことがひとつ残っている。ベイダーだ。ベイダーと対決せねばならん。その時初めてお前はジェダイとなる。対決は近い」
ルーク「マスター・ヨーダ。彼は僕の父ですか?」
ヨーダ「わしは休む。邪魔せんでくれ」
ルーク「教えて下さい」
ヨーダ「お前の父親だ。彼に聞いたか?」
ルーク「はい」
ヨーダ「予期せぬことだった。不幸なことだ」
ルーク「真実を知ったことが?」
ヨーダ「あの男と早く会いすぎたことだ。お前は修行の途中だった。お前にはあまりに重すぎる真実だ」
ルーク「すみません」
ヨーダ「忘れるな。ジェダイの力の根源はフォースにある。だが気をつけろ。怒りや恐れがフォースの暗黒面にお前を誘う。一度暗黒面に足を踏み入れれば、お前の運命は永遠に支配される。ルーク。決して…決して皇帝の力を見くびってはならん。父親と同じ苦しみを味わうぞ。わしが死んだらジェダイはお前だけになる。お前の家系は皆フォースが強い。お前が学んだことを伝えるのだ。ルーク…お前の他にもう1人おる。スカイ…ウォーカーが…」
ヨーダは死に、姿が消える。

ルーク「僕にはできない。1人じゃムリだ」
オビ=ワン・ケノービ「ヨーダがついている」
オビ=ワン・ケノービが現れる。
ルーク「なぜベイダーが父さんを殺したなんて言ったの?」
オビ=ワン・ケノービ「お前の父親はフォースの暗黒面に誘惑され、アナキン・スカイウォーカーではなくなった。善人だったお前の父親は消滅したのだ。見方によれば私の言ったことは真実だ」
ルーク「見方によれば?」
オビ=ワン・ケノービ「真実は多面的なものだ。自分の見方で変化する。アナキンは親友だった。初めて会った時、すでに名飛行士だったが、彼のフォースの強さに私は驚いた。ジェダイにしようと思った。ヨーダのように教えられると思ったが、間違っていた」
ルーク「今でも善の心が?」
オビ=ワン・ケノービ「人間というより機械だ。悪の道に堕ちた」
ルーク「戦えない」
オビ=ワン・ケノービ「運命からは逃れられん。再びベイダーと対決するのだ」
ルーク「実の父親は殺せない」
オビ=ワン・ケノービ「ではすでに皇帝の勝ちだ。君が最後の望みだった」
ルーク「もう1人いると」
オビ=ワン・ケノービ「君の双子の妹のことだ」
ルーク「妹はいないよ」
オビ=ワン・ケノービ「君と妹の誕生は皇帝と父親には隠していた。皇帝から守るためだ。アナキンに子孫ができれば皇帝の脅威になると。君の妹は知られることなく無事でいる」
ルーク「レイアが僕の妹なんだね」
オビ=ワン・ケノービ「よく見抜いた。思いは表に出すな。君の優しさに皇帝は付け込んでくるぞ」

ランドが反乱軍の攻撃隊長になっている。
皇帝の致命的なミス。スパイからの情報。
新しいデス・スターの位置が判明する。攻撃システムは未完成。
反乱軍捜索のために防御も手薄。皇帝が自らデス・スターで指揮を執っていることも判明している。
防御シールドは強い。エンドアにあるシールド発生機を破壊することが必須。その後、戦闘機でメイン反応炉を破壊する作戦。
奪った帝国のシャトルに乗って侵入コードを使いエンドアに潜入。危険な任務。ハン・ソロがやる。乗組員はチューバッカとレイア姫。それから戻ってきたルーク。妹であることは話さない。

ハン・ソロはランドにファルコンを貸す。かすり傷ひとつもつけない約束。

侵入コードを送る。問題ない。しかし、ダース・ベイダーがあの船を自分に任せるようにと言う。
シールドを解除。
ルークたちはエンドアへ。

ストームトルーパーたちに見つかり、通信される前に倒す。追いかける。
レイア姫がはぐれる。熊みたいな生物とレイア姫が打ち解ける。2人でストームトルーパー2人を倒した。

ダース・ベイダーはルークの気配を感じていた。エンドアにいることを皇帝にも報告する。皇帝は感じ取ることができなかった。
皇帝はエンドアでルークが来るのを待つように、ダース・ベイダーに指示をする。
皇帝「父を想う心が奴の命取りになる。やって来たら私の所へ連れてこい」
ダース・ベイダー「仰せのままに」

レイア姫がいない。残骸を見つける。
食い意地が張っているチューバッカが獣の肉につられ、触ってしまう。
ルークたち全員罠にかかり捕まる。
R2-D2のカッターで脱出。囲まれる。
C-3POが神様と勘違いされる。連れて行かれる。縛り付けられる。ハン・ソロがメイン料理らしい。C-3POの通訳。
そこにレイア姫が出てくる。
C-3POの命令に耳を貸さない。
祟りが起きると言っても聞かない。
ルークがフォースでC-3POを浮かせる。
言うことを聞く。
ダース・ベイダーたちとの戦いを説明する。
仲間になる。シールド発生機まで案内してもらうことになる。
ハン・ソロ「遠いのか?聞けよ」
C-3PO言いかけて
ハン・ソロ「食料もいる」
C-3PO言いかけて
ハン・ソロ「武器も返せと」
C-3PO言いかけて
ハン・ソロ「グズグズするな」
C-3POがハン・ソロを二度見。

ルーク「君は覚えてる?本当のお母さんのことを」
レイア姫「少しだけ。小さい時に死んだから」
おぼろげに覚えていることを聞く。
ルークには母の記憶がない。
ダース・ベイダーが自分のことを待っていると感じ取るルーク。
対決すると言うこと、ダース・ベイダーが父親であることを話す。
死んだときのために、レイアにも同じ力があること、使えるようになることを話す。
ルーク「フォースが強い家系なんだ。父さんも…僕も…そして僕の妹も…。そうだよ。君が妹だ。レイア」
レイア「分かってた。ずっと…そんな気が」
ルーク「なら彼と戦う意味を」
レイア「ダメよ。逃げて。どこか遠くへ。危険すぎるわ。一緒に行けたらいいのに…」
ルーク「みんなと残るんだ。君は強い女だ」
レイア「なぜ戦うの?」
ルーク「父さんにはまだ善の心が残っていた。僕が父さんを暗黒面から引き戻してみせる。やるしかないんだ」

ハン・ソロはレイアの異変に気づく。聞く。
ルークには言えて自分には言えないことが気になる。
ハン・ソロ「悪かった」
レイア「抱きしめて」

ルークは投降する。
ダース・ベイダーと対面。
ダース・ベイダーはアナキン・スカイウォーカーという名前にはもう意味がないと言う。
ルーク「皇帝も善の心を完全には消せなかった。だから僕を殺せなかった。今度も皇帝に渡さないよ」
ダース・ベイダーはルークが強くなったことを認める。
ダース・ベイダー「オビ=ワンも私を引き戻そうとした。暗黒面の力を知らぬからそう言えるのだ。私は皇帝に逆らえん」
ルーク「暗黒面に入らなければ僕を殺す?」
ダース・ベイダー「それがお前の運命ならば」
ルーク「自分の心を見つめて。僕は殺せない。あなたは迷ってる」
ダース・ベイダー「今更遅すぎる、息子よ。皇帝からフォースの神髄を学ぶがいい。今から皇帝がお前の師だ」
ルーク「父さんは本当に死んだ」

秘密の入り口から発生機へ。

ランドたちは全機とも所定位置につく。 

ハン・ソロたちは侵入する。毛皮の民族がうまくストームトルーパーたちを引き付ける。

ルークと皇帝の対面。
ルーク「いいえ。僕は死ぬ覚悟だ。あなたを道連れに」
反乱軍の総攻撃のことを皇帝は把握している。
ルーク「過信は命取りですよ」
皇帝「お前こそ味方を信じすぎる」
シールド発生機の場所を教えたのはわざとだと皇帝は言う。

精鋭が待ち構えている。
ハン・ソロたちは囲まれる。

反乱軍到着。ランドたちの通信が漏れている。シールドも解除されていない。罠。
敵機襲来。

味方が襲われるところを窓から見て、ルークの心の中に憎悪があふれてくる。

毛皮の者たちの戦闘。ストームトルーパーたちを倒す。ちょっと苦戦。

デス・スターからの攻撃。完成していた。
ハン・ソロを信じるランド。

R2-D2に扉の暗号を解除させようとする。R2-D2が攻撃を受け、ショート。
ハン・ソロは扉のシステムをショートさせて開けることにする。
歩行兵器にやられる毛皮の者たち。

仲間がやられていく。
皇帝はルークに武器を取るよう指示する。
皇帝「私は無防備だ。武器を取れ。憎しみのままに私を打ち倒せ。そうすれば暗黒面へ入ることができる」
ルークは怒り、ライトセーバーを手にし、皇帝に切りかかる。ダース・ベイダーがライトセーバーで受け止める。笑う皇帝。

チューバッカと毛皮の者たちは敵の歩行兵器を奪う。
歩行兵器を倒し、ストームトルーパーたちも倒す。
弓やロープ、石、気の丸太などを使ってストームトルーパーたちを倒していく。
扉を開けられそう。その時、レイアが左肩を撃たれる。心配するハン・ソロ。ストームトルーパーたちに銃を向けられる。レイアが視覚からストームトルーパーたちを打ち倒す。
チューバッカたちが乗った歩行兵器が扉の前に来る。

ルークvsダース・ベイダー。
ルーク「父さんとは戦わない」
ダース・ベイダー「守りを甘くするな。愚か者」
ルーク「心が乱れてるよ。善の心が闘っているんだ」
ダース・ベイダー「心の乱れなどない」
ルーク「今度も僕を殺す気にはなれない」
ダース・ベイダー「暗黒面の力を侮るな。戦わないのならお前は死ぬまでだ」
ダース・ベイダーが投げたライトセーバーによってルークがピンチ。

敵が森の中に逃げたことにして、援軍を呼ぶ。
敵の精鋭を囲む。
発生機の建物の中に入って爆弾を仕掛ける。

ルークは隠れる。
ダース・ベイダーはルークに妹がいることを察知する。
ルークの代わりに妹を暗黒面に引きずり込むと言う。
やめろ!と言ってダース・ベイダーに斬りかかる。猛追。
ダース・ベイダーの腕を切り落とす。
皇帝「いいぞ。憎しみが力を与えたのだ。さあ父を殺し自分の運命を果たすがいい。父の後を継ぎ、私の僕となれ」
ルークはライトセーバーを投げ捨てる。「イヤだ。暗黒面には入らない。あなたの負けだ。僕はジェダイだ。父もそうだった」
皇帝「よかろう。ジェダイ」

走って逃げるハン・ソロ。建物が大爆発。シールドが消える。
反乱軍の反応炉への攻撃開始。

皇帝「味方にならぬのならお前には死んでもらう」
電気のような攻撃を受ける。
皇帝「愚かな若造め。殺されなければ…分からぬとは」「貴様の未熟な技など暗黒面の力には通用せん。愚かさの代償は高くついたものよ」
父親に助けを求める。
皇帝「若きスカイウォーカーよ。死ぬがよい」
ダース・ベイダーは皇帝を担ぎ上げ、奈落へ落とす。

敵の戦闘機や戦艦がやられていく。
砲撃強化も間に合わず、戦闘機ごと突っ込むほどの激しい戦い。

ダース・ベイダー「ルーク。このマスクを外してくれ」
ルーク「死んでしまうよ」
ダース・ベイダー「私はもう…助からん。せめて…一度だけこの目でお前の顔が見たい」
マスクを取る。白い顔。
ダース・ベイダー「私はいい。行け。息子よ。私を置いて」
ルーク「一緒に連れていくよ。父さんを救うんだ」
ダース・ベイダー「もう救ってくれた。ルーク…。お前は正しかった。私には善の心が残っていた。妹にも…そう言ってやれ」
ルーク「父さん。一緒に行こう」

ランドたちが反応炉を攻撃。
ルークも脱出。
爆発。巻き込まれた人もいるけど、ランドは脱出成功。

ハン・ソロ「ルークは大丈夫さ」
レイア「生きてるわ。感じるの」
ハン・ソロ「愛してるな。そうだろ?」
レイア「ええ」
ハン・ソロ「そうか。分かった。いいさ。もう俺は君たちの邪魔はしない」
レイア「そんなんじゃないわ。彼は私の兄なの」
キスをする。2人とも笑う。

ダース・ベイダーを火葬する。

宴。握手し、抱きしめ合い、踊る。
ルークはオビ=ワン・ケノービとヨーダ、若い青年(おそらくアナキン・スカイウォーカー)の姿を見る。